アットシールド・クリアは人間が暑いと感じる近赤外線を吸収し、可視光線を多く通す、明るくて、窓ガラスの景観をさまたげない遮熱コーティング材料です。
評価項目 | アットシールド・クリア※ | 3mmガラス |
---|---|---|
可視光透過率(%) | 80 | 90.2 |
日射透過率(%) | 56 | 85.8 |
日射反射率(%) | 6.4 | 8.2 |
紫外線透過率(%) | 4 | 71.1 |
日射熱取得率(n値) | 0.6 | 0.88 |
遮蔽係数(SC値) | 0.68 | 1.00 |
熱還流率(kcal/uh℃) | 4.8 | 6.0 |
※フロートガラス(3mm)+アットシールド・クリア
省エネ対策として効果的な方法を考えてみると、夏の日射熱対策です。
「日本建材・住宅設備産業協会」の資料から引用すると、室内に熱が入ってくる割合は 「屋根から9%、壁から13%、換気から5%、窓・ドアから71%」となっており、「窓・ドア」つまりガラスからの侵入熱が圧倒的に大きいことに驚かされます。
アットシールド・クリアは、人間が暑いと感じる近赤外線を吸収し、可視光線を多く通す、明るくて、窓ガラスの景観を妨げない遮熱コーティング塗料です。
温度差実験
渋谷区某ホテルにて
フィルム 素ガラスとの温度比較実験
温度差実験データ採取
某ホテル3F人事部において、9/14〜9/20の期間アットシールド・クリア塗布ガラス、未処理の素ガラス、遮光フィルムにそれぞれサーモセンサーで3箇所の温度測定を行いました。窓面から150mm、それぞれのガラスの中央に設置し、幅射熱の温度変化を測定しました。
膜厚(μ) | 可視光線透過率(%) | 遮蔽係数 | |
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アットシールド・クリア | 4 | 80 | 0.78 |
素ガラス | 0 | 89 | 0.96 |
窓用フィルム | 25 | 18 | 0.66 |
温度測定結果と総合評価
測定期間中、最も温度が高かった9月17日(天気概況:晴後曇 日照時間:5.0h 日射量:15.1MJ/uと測定期間内では最高値)のそれぞれの最高温度を比較すると、素ガラス付近では46.3℃、遮光フィルム付近が42.5℃、アットシールド・クリア処理では37.0℃が確認できます。
今回の測定により
- 窓付近で10℃近い温度差が得られる
- 快適性が増す
(遮光フィルムと比較しても、違和感が無く熱線をカットできる) - 冷房費が削減できる
つまり、アットシールド・クリア塗布により、省エネ・ピークカットが行え、またその機能は日射が強いほど効果を発揮し、室内温度の低減に寄与します。